墓石クリーニング
建立したばかりのお墓は、ピカピカに磨かれて光沢があります。墓石に使われる石は、吸水率が低く、硬度が高くて耐久性にすぐれていますので、大理石などに比べるとかなり丈夫。しかしどんな丈夫な石でも、一年中雨風や直射日光にさらされているわけですから、遅かれ早かれ汚れが付着し劣化していきます。墓石の劣化は次のように進んで行きます。
建立後2~3年、一見キレイに見える墓石ですが、すでにホコリや排気ガス、油などが付着しています。これを放置してしまうと、カビや染みが発生しやすくなり劣化を早める要因となります。
建立後10年~15年、急速に染みが増えだしてくる頃です。手入れを怠っていた墓石の場合は、カビも大量に発生。一度発生したカビは取り除かないと石の劣化が急速に進行します。
建立後50年以上、石の風化が進行してきます。石の内部にある鉄分が表面に現れて、サビが発生。カビやコケ類、微生物が付着。墓石が真っ黒に変色してしまうこともあります。